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マルセル・ブロイアー

Marcel Breuer(1902−1981)


 1902年にハンガリーのペックスで生まれる。
ドイツやフランスの前衛的なデザインの世界から離れた位置にいた。
しかし、雑誌などで前衛的な世界を知り、美術を学ぶ為にウィーンへ行き、そこで、ワイマールにバウハウスが設立されることを知り、1920年に移住。
初期の作品には布張りの木製のもので「アフリカン チェア」がある。
やがて、幾何学的で水平と垂直を意識したシンプルな形のデザインへ変わっていく 1925年に自転車のフレームからインスピレーションを得て、家具にスチールパイプを使いはじめる。
 1928年までデッサウのバウハウスで教えた後、3年間ベルリンで建築とインテリアデザインに取り組んだ。
このころの作品に「デ・フランチェスコ・アパート」「ラウム邸」がある。
 1935年グロピウスと共にイギリスで2年間を過ごした彼は、F.R.S.Yorkeと共同で多くの建築に参加したり、プライウッドの曲げ木の家具のデザインをしている。

 その後、グロピウスのあとを追いアメリカに渡り、ハーバードで教職に就いた。
1946年から1976年の引退までニューヨークで事務所を開き、数多くの建築の仕事をしている。
1947年と1951年に建てられた自邸、グラス・ハウス(1945)、ニューヨーク近代美術館に置かれる家(1949)、それから、1952年には、パリのユネスコの本部の設計によって国際的なフィールドへ広がっていきました。
その他の代表的な建築には、ホイットニー美術館、IBM リサーチセンター、ニューヨーク州立大学、HUD、Flaineがある。
1981年にニューヨークで死去。1968年にAIA金メダルを受賞しています。

代表作品:ワシリーチェアー・


ギャレット インテリア / Garret Interior



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